受験生と励ますさん第4章

受験生と励ますさんの物語

前回3章で私が受けた模試結果がいよいよ返ってきます。
結果はどうなんでしょうか…。

また、今回のお話では受験当時にお世話になった世界史の先生や中学の頃の先輩に出会います。
このお話では結構さらっと流していますが、当時本当にお世話になりました。


第4章 わかっていたけどショックだった。あらたなるスタート。

 8月某日。

 初めての外部模試を受けてから1ヶ月弱が立った。
 夏休みが始まっていた。

 今日も、地元の図書館で勉強し、家に着いたところだった。
 先日受けた外部模試の結果が、ポストへと届いていた。
 私はそれを、そーっと手に取って、家の中に持ち込んだ。

 おそるおそる封を切る。
 そして中身を取り出した。
 ホラー映画を見るように、つぶった目をだんだんとひらく…。

 なかなか散々な結果だった。
 英語105点/200点満点
 国語73点/200点満点
 世界史B49点/100点満点
 合計偏差値:41.4
 第1志望の判定は当然、E判定だった(合格率20%未満)。

 結果が悪いことは予想していたけれど、それでもやはりショックだった。
 残り半年ほどで、本当に第1志望に合格できるだろうか、という不安で気持ちが一杯だった。
 それでも、やるしかないのだ。
 確かに結果は出ていないけれど、この模試を受けた時にしていた勉強から考えると、結果がなくて当然だと自分に言い聞かせた。
 もう少しすると、ようやく英語、国語とも本文、長文を解くための勉強に入る。
 そうしたら、その頃に受ける模試では、きっと結果が出るはずだ、いや出す、そう心に誓った。

 しかしながら現状、一つだけ問題があった。
 世界史についてだ。

世界史の勉強の進め方は、章ごとに①参考書で概要を学ぶ②教科書で重要語句などを覚える③問題集で覚えた知識をアウトプットする④一問一答で知識の記憶定着を図るというサイクルだが、②の部分がどうしても疎かになっており、当初の計画予定より若干遅れぎみだった。
 何故だか教科書の内容が、すんなり頭に入ってこなかった。
 なんとかしなければ、と思っていたが、どうにもできていなかった。

 それから数日経った、ある平日のこと。
 補習授業で学校へ行っていた私は、なにやらある噂を耳にした。

 この学校の補習授業には、他にも世界史の補修、というものがあるらしい。
 なんでも、センター試験や一般入試に向けての内容を補習しているそうだ。
 たまたま、そのことを知っていた友人に話を聞くと、運良く今日が、その補習日とのことだった。

 補習授業が始まるまで、まだ少し時間があったので、私はすぐに補習担当の先生の元へと向かった。
 先生は、補習をする教室にいた。
 私が先生を見つけると、急いで駆け寄り、こう言った。
 「先生、自分も世界史の補習授業を受けさせてください。」
 突然の私のお願いにも関わらず、先生は優しく聞いてくださり、最後に、こう質問した。
 「君はどこの大学が第1志望なの?途中で補習を抜けることなく、最後までやり通すことを約束できる?」
 私は、途中で抜けることはないかという質問に少し考えさせられたが、この先生の元で、教科書部分の勉強を補わせていただこうと考え、こう答えた。
 「関西学院大学の総合心理科学科です。最後までやり抜きます。」
 それを聞いた先生は、笑顔で私を歓迎してくれたのだった。
 一緒に頑張ろう。そう言ってくださり、私はとても嬉しく感じた。

 この日、他にも良い出来事があった。
 帰り道に、私はたまたま、中学の頃の先輩と出会った。
 先輩は私と同じく、勉強で大学受験をして、今年大学へ入学していた。
 一緒に帰っている道中、様々な受験時代の話を聞かせてくれた。
 ・苦手な教科と向き合わないといけなかったことの辛さ。
 ・頑張っているのに、結果がなかなか出なかった時は、泣いてしまったこと。
 ・逆に結果がでたときは、嬉しくて、感極まって叫んだこと。
 ・入試本番の緊張が半端なかったこと、などなど

 それらの話の中でも、勉強を普段どこでしていたか、という話が私にとって、とても参考になった。
 先輩は受験勉強に、よく公民館を利用していたらしい。
 その公民館は、朝から夜まで、勉強するための部屋が開放されており、クーラー設備も万全だそうだ。
 おまけに、かなりの穴場らしく、利用者があまりいないと聞いた。
 私も、今日までその公民館を知らなかったが、聞いてみると場所は、案外自宅から近かった。
 これをきっかけに、私も、その公民館を利用することにしたのだった。

自分の勉強しやすい場所はいくつかあると良いです。
放課後の教室、図書館、喫茶店…etc
勉強する場所を色々と持つことで環境の切り替えとともに気持ちの切り替えもしやすくなるでしょう。
ずっと図書館で一人で勉強していて、孤独感を感じたのなら、たまには放課後の教室で友達と一緒に勉強するとか。
逆に友達と一緒にずっと勉強していて、最近おしゃべりが過ぎるなと感じたら、図書館や喫茶店で一人で勉強するなどして心機一転を図るようにすると良いでしょう

LINEで送る
[`yahoo` not found]

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.




CAPTCHA